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今回の総裁選では河野太郎さんを応援します。

今回の総裁選では河野太郎さんを応援します。

先日、自民党の総裁選が告示を迎えました。自分自身、検討を重ねた結果、今回の総裁選では河野太郎さんを応援させて頂くことと致しました。
少し長くなりますが、以下その理由を述べさせて頂きます。

まずは、現下のコロナ対応。
多くの方がコロナで苦しみ、国民の生命や暮らしが危機に瀕している今は、現実的に切れ目なく政府としての対策を進めていかなければなりません。スタートがこれだけ遅れながらも様々な困難を乗り越え、日本国内におけるワクチン接種をアメリカを超える接種率まで進めてきた実績を、私は高く評価しています。これまでの政府の対応は、残念ながら発信力が圧倒的に足りなかったことによって適正な評価を頂けていませんでしたが、ここまで来られたのはまさしく河野太郎さんの突破力のおかげです。「橋本行革」によって作られた今の省庁のあり方はすでに時代遅れになっています。だからこそ、今後厚生労働省の分割も含めた省庁再編も視野に入れているのも河野太郎さんだけです。今後もさまざまな障害も出てくると思いますが、河野太郎さんの突破力をもってこれまでの日常生活を一日も早く取り戻すための出口戦略を現実的に進めていきたいと考えています。

また、年金改革を含め、社会保障改革に関して最も現実的な問題意識を持っているのも河野太郎さんです。特に今後の増税を避けるために医療制度改革も進める意欲を示しています。持続可能な社会保障をつくるために、例えば高額医療費支払い上限を年齢ではなく所得に応じたものにすることで40億円、ジェネリック薬品への切り替えで1.6兆円の支出削減ができるとしています。こういう聖域にメスを入れる突破力をもつ人でなければ、問題の先送りをするだけで、より問題は大きくなってしまう。現役世代の我々が安心して老後を迎えるためにも、嫌われることを厭わずこの問題にしっかりと取り組んでくれる人が望ましいと考えています。

なお、安全保障に対する考え方についても述べたいと思います。
河野太郎候補の安全保障に対する考え方が不安だという声もありますが、安倍内閣の防衛大臣として南西諸島の防衛力の強化を進めて参りました。この点、メディアとのやりとりの中で日本の国益のことを考えて(中国や韓国の了解など得る必要などなく)防衛体制を構築するべきである旨明言されています。日本が中国機に対するスクランブル発進がこれだけ多数行われていることをTwitterというメディアを通じて可視化し、我が国の国民の安全保障への意識を高めたことも河野太郎候補の功績です。また、安倍内閣における外務大臣時代にも、王毅首相に対して全く譲らずに反論し、日本の立場を主張している姿も映像に残っています。
河野太郎候補の外交・防衛についての考え方はこれまでの安倍内閣、菅内閣と続いてきた安全保障の系譜を基本的に連綿と継承していること、さらに現在の極めて厳しい国際情勢においては、防衛大臣を経験されて確とした実績を持っていることは他の候補にない強みだと考えています。
国家観については必ずしも一致しないところもありますが、僕の中での懸念点については直接やり取りをして懸念を払拭することはできています。
もちろん河野総理が誕生した際には、皆様からの声を、私から総理に届けることをお約束します。総裁選で応援した仲間の一人として、しっかり意見して参ります。

他にも多くの理由はありますが、私が河野太郎候補が次の総理総裁に最も相応しいと考える主な点を急ぎ述べさせて頂きました。

いずれにしても、今回の総裁選においてはしっかりと意見を闘わせることが大事ですが、結論が出たらノーサイド。自由民主党として一丸となり、国益のために力を合わせて頑張る所存です。皆様からの声を受け止めながら、活動を続けます。引き続きよろしくお願いします。

なお、写真は2019年12月。河野太郎さんが防衛大臣だった時に、ご多忙の中、安全保障について議論させて頂きました。

以下noteより転載

https://note.com/mitani_h/n/n61312f49cb38

衆議院議員 みたに英弘