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分厚かった野党共闘の壁。〜 でも変化の胎動は確実に!

分厚かった野党共闘の壁。〜 でも変化の胎動は確実に!

先日行われた第49回衆議院議員選挙(いわゆる総選挙)。残念ながら小選挙区での勝利はならなかったものの、惜敗率90.1%により南関東ブロックにて比例復活での当選をさせて頂きました。改めて皆様には心からの感謝を申し上げます。

さて、今回皆さまから頂いた票数は117,963票。前回の選挙の際の74,119票に比べると、実に約1.6倍、43,844票も多く頂くことができました。この数は、小選挙区制度が始まって以来、神奈川8区の与党候補としては最多得票となりました。

この点、相手方の票が130,925票でしたから、負けは負け、しっかりと反省しなければなりません。が、その差は12,962票。今回は野党共闘の中で共産党が候補を立てなかったことから前回の共産党候補が取った21,241票はそのまま相手方候補に乗っています。すなわち、もし相手方候補が共産党と野党共闘をしていなければ、単純計算ですが、相手方候補の票数を上回ることができたことになります。その意味で、悔しいですが、今回相手方の共産党との野党共闘がまさに功を奏した結果となりました。

しかし、悪いことばかりではありません。今回増えた票がどこから来たかというと、一つは相手方候補から離れた票、もう一つは投票率が上がったことで新たに投票に行って頂いた方の票です。
まず、本来野党共闘により共産党の21,241票が上積みされるはずでしたが、相手方候補は前回の選挙に比べて僅か11,645票しか増えていません。つまり今回の選挙において相手方候補から私へ投票先を変えて下さった方が、最低でもその差分である約10,000人はいらっしゃることになります。また、今回神奈川8区の投票率は前回の投票率よりも何と5.78ポイントも高く(全国の投票率と比べても3ポイント以上上回っています。)、投票総数も25,000票ほど増えています。そういう前回は投票されなかった方々も、計算上、今回はこぞって私に投票して下さった形となります。

なぜ投票先を変えたのか、なぜ今回投票所に足を運んで下さったのか、は必ずしも分かりません。それだけ地域に根付くことができたのかもしれませんし、政治家の使命は政策実現にこそあるという私の想いが伝わったのかもしれません。また野党共闘への忌避感や相手方候補の失言などが影響しているのではないかという見立てもあります。が、いずれもあくまで推測に過ぎません。
それでも、今回は、選挙期間の最中から神奈川8区を変えようとする有権者の強い意志を、ひしひしと感じることができました。

今回、残念ながら、その有権者の意志は野党共闘の分厚い壁に阻まれてしまいました。でも、民意の中に示された変化の胎動は確実に感じることのできる結果です。

私は、今回の総選挙にてお示し頂いた有権者の想いを踏まえ、奇策を弄することなく、地域を大切にしながら、前向きに真摯に政策実現に注力して参ります。これからも全力で頑張りますので、今後とも宜しくお願いします。

衆議院議員 みたに英弘