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自民党 政治刷新本部の事務局次長に就任しました。

自民党 政治刷新本部の事務局次長に就任しました。

本日開催された自民党政治刷新本部ですが、若手議員の代表として役員(事務局次長)に選任頂き、本日、出席させて頂きました。

自民党の信頼回復に向けて、本日以降全力で取り組んで参ります。

その上で、本日会合にて訴えさせて頂いた内容を踏まえ、今の私の考えを説明させて頂きます。

◾️「派閥」解消を視野にゼロベースの議論を

私はこれまで「派閥」に入ることなく政治活動を続けてきました。

私が尊敬する渡辺美智雄先生の言葉に「派閥の前に党があり、党の前に国家、国民がある。」という言葉があります。

その言葉にある通り、政治の世界に入ってから一貫して無派閥議員として、国家、国民を向いた活動に専念してきましたが、現在に至るまで「派閥」に入っていないことによる不都合は感じていません。

もちろん、「みんなの党」時代だって渡辺派だの江田派だので対立して党がなくなった経験もあるくらいですから、自民党ではなくても「派閥」的なものはできるし、政策を実現する上で一定の議員の集まり(グループ)が結果として出来上がることは否定しません。

しかし、個人的には、今のお金とポストを差配することによる弊害は大きく、その意味で「派閥」が必要だとは考えていません。

特に、現在派閥に対する不信が非常に強まっている現状においては、「派閥」ありきの議論をしても国民には理解して頂けません。

国民の信頼回復を図るためには、ゼロベースから「派閥」の役割を検証し、国民の理解が得られないなら「派閥」を解消する覚悟を示すことが必要と考えています。

◾️若手議員による長期ビジョンを示す場を

また、自民党に対する信頼回復を図るためには、政治資金の透明性を上げることなどの改革のみならず、自民党に任せておけば日本の未来は安心だ、といったビジョンを示すことが不可欠です。

特に、現在の政調は、目先の社会課題の解決をするうえでは機能していると感じていますが、例えば「骨太の方針」は、骨太の議論というよりは、どちらかというと様々な業界団体の要望を踏まえて予算をどう分配するかの議論の方が強く、将来に向けた、本当の意味での骨太の議論ができておりません。

特に、少子高齢化が進む中で、今後20年、30年後、豊かで安心な社会を維持するためには、例えばGDPがどの程度必要か、またそれを実現するためには労働人口における生産性をどの程度上げていく必要があるか、さらに、それを実現するうえでどのような施策が必要か、など長期的なビジョンを自民党自体が示せていません。

そんな中で、自民党を信頼して今後も政権を任せてくれ、と言ってもなかなか説得力を欠くと言わざるを得ません。

自民党に対する信頼を取り戻すためにも、将来世代に責任を負う若手議員を主体とした、長期的なビジョンを議論し、国民に示す場を作るべきと考えています。


衆議院議員 みたに英弘


note より転載
https://note.com/mitani_h/n/nb9fb0cc90625