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法務副大臣としての活動(国会答弁)

法務副大臣としての活動(国会答弁)

先日、内閣改造が行われ、令和8年9月17日付けで法務副大臣を退任致しました。

第一次高市内閣にて任命された令和7年10月22日から数えて通算で332日。選挙もありましたので正味10ヶ月ほどではありましたが、皆様からの後押しも頂き、これ以上はできないくらい全力で走り抜くことができました。

この間、国会では、再審法改正や保護司法改正、出入国難民認定法等の法改正、成年後見制度改正(民法改正)、危険致死傷罪等の法改正、裁判官及び検察官の報酬等に関する法改正、裁判所職員定員法の一部法改正法等の法改正を実現して参りました。

私も、法改正等に向けて、または法改正とは関係ない形で現在の法務行政に関して、国会で法務副大臣として多くの質問を頂き、答弁させて頂きました。これらの内容について、以下整理してお伝えさせて頂きます。

【国会での活動】

以下のとおり、衆参を問わず、多くの方から様々な委員会にて実に多くの答弁の機会を頂きました。

  • 答弁機会: 43件
  • 質問された国会議員: 23人
  • 質問者の所属: 11政党・会派
  • 答弁した委員会: 9委員会
    • 衆議院(法務、内閣、外務)
    • 参議院(法務、内閣、厚生労働、行政監視、環境、外交防衛)
  • 答弁した日数: 28日

【主な答弁テーマ】

答弁の内容も多岐にわたりました。

1.子どもと家族を守る制度

令和8年4月に離婚後の共同親権を認める民法が施行されたことに伴い、共同養育計画、養育費、親子交流、DV・虐待対策など、家族関係に関する質問を多数いただきました。離婚後も子どもの利益を最優先にすることを意識して答弁させて頂きました。主な内容は次のとおりです。

  • 共同養育計画の作成状況と普及
  • 離婚後の共同親権に関する意識調査育費の未払い対策、公的立替制度
  • 自治体と法テラスの連携
  • 民事法律扶助の利用条件
  • 親子交流の重要性
  • 監督者を付けた安全な親子交流
  • 親子交流中の性被害防止
  • DVの早期把握、スクリーニング
  • 子どもの虐待防止
  • 父母間の人格尊重と協力義務
  • 子の連れ去りや片親疎外をめぐる問題

2.再審制度と冤罪防止

再審制度については、国会に改正法案を提出するまでに自民党内でも紆余曲折がありました。しかし、それにとどまらず、国会に提出されてからも、以下のような様々な観点から厳しい質問を多数頂き、すべてに誠意をもって答弁をさせて頂きました。

  • 再審手続における裁判官・検察官の役割
  • 再審制度の基本理念
  • 再審請求審における証拠開示
  • 検察官が保有する証拠の開示
  • 証拠一覧表の交付
  • 証拠の保存・管理
  • 再審請求における国選弁護人
  • 検察官による不服申立て
  • 冤罪事件の第三者検証
  • 不起訴処分の理由開示
  • 恣意的な捜査の防止
  • 国民の司法に対する信頼回復
  • 取調べの録音・録画
  • 取調べへの弁護人立会い

3.外国人政策・出入国管理

秩序ある共生社会を作るため、入国在留管理庁では様々なルールの見直しを進めています。外国人の適正な受入れと、ルールを守らない不法滞在への対応の両面を進める観点から答弁をいたしました。

  • 不法滞在者対策と「ゼロプラン~強力推進パッケージ」
  • 入管職員、入国警備官の確保・育成
  • 警察庁その他機関との情報連携
  • 退去強制事由の見直し
  • 不起訴・罰金刑となった外国人の扱い
  • 難民認定の審査期間短縮
  • 難民認定申請手数料と未成年者への配慮
  • 人道的な配慮が必要な外国人への対応
  • JESTA導入の理由と有効性
  • 低賃金で働く外国人への対応
  • 技能実習制度における送出機関
  • 移民政策に対する政府の考え方
  • 国益を守る観点からの国籍問題
  • 入管収容施設における医療
  • 人身取引への対応

4.AI、デジタル化への対応やコンテンツ(知的財産権)の保護

時代の変化に伴い、司法制度を含む社会のインフラも変化しています。ちょうど令和8年5月に「民事裁判の全面オンライン化」が開始したタイミングでもあり、海賊版対策(コンテンツの保護)等の問題も含め、多数の質問を頂きました。

  • AIリーガルテック検討チームの進捗
  • 裁判手続のデジタル化
  • AIによる人権侵害への対応
  • AI時代の肖像権・パブリシティ権
  • 本人の「声」を無断利用から守る仕組み
  • 表現の自由とのバランス
  • 海賊版対策に関する外国政府への働きかけ

5.再犯防止、受刑者の更生、犯罪被害者支援

犯罪を防ぐだけでなく、再犯を減らし、被害者を支えるための施策について答弁しています。

  • 再犯防止施策の今後
  • 再犯防止に関する国連準則
  • 性犯罪者の再犯・再非行防止
  • 保護司制度
  • 高齢受刑者に対する処遇
  • 犯罪被害者支援
  • 被災地における犯罪への対応
  • 人身取引被害への対応

6.刑事司法と重大な交通犯罪

法改正に伴い、交通犯罪に関する質問も多数頂きました。

  • 死亡ひき逃げ事件への対対応
  • 危険運転致死傷罪の適用基準
  • 危険運転致死傷罪の新たな類型
  • 悪質な運転を示す「殊更」の判断基準
  • 扇動行為を処罰する犯罪類型の是非
  • 胎児の刑法上の位置付け

7.後見制度の改正

民法改正(後見制度の大改革)に伴い、関連する質問も多数頂きました。

  • 弁護士報酬の在り方
  • 成年後見制度における補助人報酬
  • 判断能力が十分でない人の権利制限
  • 家族や専門職による財産管理

8.身近な司法制度の改善

その他、身近な司法制度についての様々な質問も頂きました。

  • 裁判官・検察官の人材確保
  • 弁護士に求められる役割
  • 戸籍に使える人名漢字、異体字
  • 無戸籍者への支援