コロナ禍の脅威から、子どもたちを守り抜く。 ~緊急事態宣言の再発出にあたって
本日、菅内閣において緊急事態宣言を再度発出させて頂きました。
新たな一年が始まったばかりのこのタイミングではありますが、医療崩壊の危機から脱し、安心・安全な生活を取り戻すためにも、政府が総力を挙げて現在のコロナ禍を乗り越えて参ります。
私も、萩生田大臣の下、文部科学行政を所管させて頂いている立場から、子どもたちをコロナ禍から守り抜くため、全力を尽くして参ります。
大学受験を控える皆様へ
まず、大学受験を控える学生の皆さまにとっては先行きが見えず、不安な毎日をお過ごしのことと思います。
この点については、昨年の内から各大学と協議を重ね、すでに一定の結論を得ています。
具体的には、今年度から始まる「大学入学共通テスト」を含め、安心して受験できるよう、各受験会場での感染拡大防止のために万全の対策を講じて頂きます。
また、昨年度と異なり、コロナ感染が確認された受験生についても、ほぼ全ての大学において別日程等で受験の機会を確保することができました。
更に、受験生がいわゆる「濃厚接触者」となった場合でも、コロナの陰性かつ無症状であれば、公共交通機関を用いないなど一定の条件の下、当日の受験を認めることとなっています(当日受験できない場合には追試験の対応をするよう求めています)。
詳細は各大学に確認を頂きたいのですが、受験生の皆様には確実に受験機会が確保されるよう引続き調整を進めて参ります。
(なお、中学・高校受験に関しても、受験機会確保のため、できる限りの対応をお願いしているところです。)
大変な状況ではありますが、受験生の皆様には、コロナに振り回されることなく、試験において「完全燃焼」して頂き、その先に栄冠を掴んで頂けることを心より願っています。
「休校要請」について
また、緊急事態宣言下において子どもたちを学校に通わせられるかについてですが、現状、児童生徒の発症や重症化の割合は低く、また、学校から地域に感染が広がっている状況ではないため、幼稚園から大学に至るまで現時点で「休校要請」を行う予定はありません。
とはいえ、これは子どもたちが安心して学校に通える環境が整っていることが大前提です。従って、各学校に対しては万全な感染症対策の徹底をお願いしています。
その観点から、昨年、学校における感染症対策を講じて頂くための予算を措置させて頂いた(第二次補正予算においては一校当たり最大三〇〇万円程度)のに加え、今月開会する通常国会で成立させる第三次補正予算においても更なる予算を確保させて頂きます。
なお、今年度末までにほぼ全ての全国の小中学校において一人一台のタブレットを準備して頂くことになっております(GIGAスクール構想)ので、昨年春の時点とは異なり、万一今後休校要請が行われた場合でも「オンライン指導」が実施できるようになります。
その意味では、休校要請の有無に拘わらず、いかなる場合であっても子どもたちには安心安全な環境において学びの機会が得られるような対策を講じて参ります。
もちろん、これらの点に限らず、この先緊急事態宣言下において様々な問題や懸念点が生じることと思います。その場合には、ぜひ気軽にご連絡を頂けますでしょうか。しっかりと検討の上、回答をさせて頂きます。
とにかく、最大の使命は、コロナ禍から子どもたちを守り抜く。このことのために引き続き全力で頑張って参ります。今後ともよろしくお願いいたします。
衆議院議員 みたに英弘
以下noteより転載